洋画は、アメリカ公開から何か月で日本に来ていたのか(1970〜1990年代)

ChronoDrawer 編集室 ・ 2026年10月3日

「アメリカで話題の映画が、日本で観られるのは半年後」。そんな記憶をお持ちの方も多いのではないでしょうか。ChronoDrawerのデータで、その「時差」を数えてみました。

数え方

ChronoDrawerには、映画ごとに「どの国で、いつ公開されたか」が記録されています。そのうち、アメリカと日本の両方の公開月が分かる作品について、アメリカで先に(または同じ月に)公開された作品を選び、日本公開までの月数を数えました。

5年ごとの「時差」(中央値)

アメリカ公開の年作品数日本公開まで(中央値)1年以上かかった作品
1970〜1974年1557か月48
1975〜1979年2037か月55
1980〜1984年467か月14
1985〜1989年606か月15
1990〜1994年304.5か月7
1995〜1999年266か月4

1970年代から80年代の前半までは、ちょうど「半年あまり」待つのがふつうでした。90年代に入ると時差は縮まり、1年以上待たされる作品も目に見えて減っています。

具体的な作品で見ると

  • 『アニー・ホール』:アメリカ 1977年4月 → 日本 1978年1月(9か月)
  • 『シャイニング』:アメリカ 1980年5月 → 日本 1980年12月(7か月)
  • 『ライトスタッフ』:アメリカ 1983年10月 → 日本 1984年9月(11か月)
  • 『ジュラシック・パーク』:アメリカ 1993年6月 → 日本 1993年7月(1か月)
  • 『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』:アメリカ 1999年5月 → 日本 1999年7月(2か月)

90年代の大作は、ほぼ「ひと月遅れ」で日本にやってきました。逆に、日本の作品が先に公開された例もあります。黒澤明監督の『乱』は日本が1985年6月、アメリカが同年12月でした。

ChronoDrawerで確かめる

月のページの映画の行には、「初公開:1985年5月(アメリカ)」「日本公開:1986年2月」のように、ほかの国の公開月も添えています。たとえば 1985年8月 の映画を見ると、アメリカで春に公開された作品が、夏にヨーロッパで公開されていく様子が分かります。

※ Wikidataに両方の国の公開月が記録されている作品だけを数えています。80年代以降は記録のある作品が少ないため、数字には幅があります。